採用情報
先輩社員インタビュー
いずれは頼られる存在になりたい
私はこの会社のすぐ近くに実家がありまして、子どものころから社員の方々が楽しそうに仕事をされている様子を目にしながら育ちました。高専卒業後の就職先を考えたとき、自分もあの輪の中に入りたいなという気持ちが自然と芽生えて、高専の先輩も多く在籍していることもあったので、ヒカワ精工への就職を決めました。
入社時は工機部に配属され、機械の組立てと電気配線の処理をやっていましたが、すべてが初めてやることで、色々と失敗もありました。大きな設備の組立てで一区画を任され、一人で組み上げるようになるまで、だいたい1年くらいの経験が必要になります。初めて自力で組み上げられたときは、できた!という大きな達成感がありました。
その後設計を学ぶために、京都府京丹後市にある親会社(日進製作所)へ出向させてもらいました。機械設計については、一応学生時代にも基礎だけは学んでいたのですが、一から学び直すつもりで勉強しました。
京都では3年間寮で生活していましたが、京丹後市はここ出雲市斐川町に雰囲気が似ていたので、自分の肌に合って生活しやすかったですね。近くに天橋立があって、何度か足を運びました。
3年間の出向を終えてヒカワ精工に戻ってきたのが今から2年前です。現在は技術部に所属し、設備や治具の設計をしています。弊社ではお客様からの発注に基づく機械の製作もあれば、自社で使うための機械の製作もあります。新しい機械を一から作るための設計も、既にある機械を改造するための設計も、両方手掛けています。
自分が設計図面を描いた設備が実際に組みあがって、稼働し始める瞬間を見たとき、ですかね。図面を引いただけではあまり動く実感が湧かないのですが、実際に動いた時により強い達成感を感じます。
設計はアイデア勝負なところがあって。完成形はお客様のオーダーに沿って造るので同じですが、製造のプロセスの設計は人によって違うんです。そこは私たち設計者の経験値でかなり差が出ますね。基本的に目指すところは、「安く・早く・使いやすく」。やはり経験豊富な先輩によるプロセスの設計は自分と全く観点が違ったりするので、先輩のことをとても尊敬しています。
今の自分はまだ周りの人に頼ってばかりですが、いずれは頼られる存在になりたいと思っています。設計のアイデアが浮かばないときや、何かトラブルが起こったときなどに、よく先輩に相談するのですが、その都度的確なアドバイスをいただけて、とても助けられています。
また、今の自分の仕事は過去の例などを基に設計することがほとんどで、「何もない状態から一から設計すること」はまだできないので、それが早くできるようになりたいです。
ものづくりが好きな方のご応募をお待ちしています!